組合員の皆さまにおかれましては昨年一年間、組合活動にご理解・ご協力をいただき誠にありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症の影響が深刻化する中、様々な地域公共サービスに携わる組合員は、市民の生活を守り社会インフラを維持するため、感染への不安を感じながら、まさに今その最前線でこの未曽有の事態への対応にあたっています。新型コロナウイルス感染症への対応で、職場の様相は一変、働き方や業務内容に大きな変化が生じています。組合員へ多くの負担がのしかかり、困難な状況の中で公共サービスの提供に必死に取り組んでいます。
しかしながら、国、自治体は、財政難や新型コロナウイルス感染症の影響による経済の落ち込みを理由に、コスト論のみを優先した様々な合理化攻撃を一層推し進めて来る事が予想されます。こうした動きは、市民自治・地方分権、さらには新型コロナウイルス感染症対策を含め、質の高い公共サービスを提供している私たちの取り組みを否定するものであり、容認する事は出来ません。
社会・経済情勢や労働組合を取り巻く状況が厳しい中、組合員の団結を一層高め、公共サービスの拡充と組合員の生活と権利を守る取り組みを強化していかなければなりません。賃金・労働条件を維持し発展させ、新しい世代に引き継いでいくことは私たちに課せられた大きな役割です。この事を新しい年の始まりにあたり、組合員の皆さまと一緒に改めて確認したいと思います。
本年も執行部は「組合員の生活を守る」「組合員のために何ができるのか」を合言葉に、皆さまの先頭に立ち頑張りますので、より一層のご支援・ご協力をお願いいたします。